カウンセリング……

2001年6月30日
 もう、ぐちゃぐちゃでした。
 何かを言おうとすると、言葉よりも先に涙が出てくる。涙腺が弱っているから鼻が詰まる。

 「……すいません、ティッシュください」

 心理室にはティッシュが常備されている。
 先生はゴミ箱も近くにおいてくれた。

 頭の中がどんどんくらくらしてくる。何を言いたいのか解らなくなってくる。
 血が見たくて血液検査をしてもらったからだろうか?
 筋肉注射が効いてきたせいだろうか。
 でも、かなりの時間、先生と討論した。
 1時間半。本当は45分一本勝負なのに(でも、いつも1時間は時間をとってもらっている)。

 先生の服のフロントポケットはなんの上着でも、ほとんど同じかたちだ。
 そこに両手を差し込んで考える。頭をぼりぼりかいて考える。

 血が見たくならなくなるといいね。
 笑えるといいね。
 生きてて良かったって思えるといいね。

 ああ、眠くなってきた。
 とりあえず、寝よう。


 ……って、病院の待合室で椅子を占領して寝るのはどうかと私も思う……。

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