忘れてたよ……

2002年8月28日
 休暇に必要なもの。

 「精神衛生」

 ……すっごく悪いです。
 なにせ母親が一日中リビングに居座っている。
 それが怖くて台所にも行けない亀。
 何か言われるんじゃないかと思って、朝飯も隙をついて食べたヨーグルトのみ。
 昼飯? 何も食べてません。だって、作れないんだもんさ。
 さすがに人間というものは腹が減ると眠れないんですな。実感しましたよ。そんな状況だから起きてるしかない。でも本は読めない、趣味も駄目。挙げ句の果てにはDVDのセッティングも出来ない始末。
 ただひたすらうだる亀。
 腹が減ってきて、耳鳴りがする。心臓がばくばくする。ああ、やばいな、と思いましたよ、さすがに。
 で、意を決して台所へと向かう。
 冷蔵庫をごそごそ。
 冷凍庫もごそごそ。

 ……すぐに食えるもんが何もない。

 調理が出来ない亀にこれは非常にまずい事態です。

 「買い物に行く予定はない?」
 「ないよ。野菜も肉も魚もあるでしょ」

 ……カップラーメン購入計画、頓挫。

 「冷蔵庫にいろいろ入って居るんだから、作ればいいでしょ」

 だから、それが出来ないんだってば……。
 冷蔵庫の前で座り込むこと数分。
 よおっく解りました。鬱主婦の皆様の葛藤。台所に立てない過程。大変ですね。地獄ですわ。

 「パンもご飯もあるでしょう」

 あんたは鬼や。パンはバタールがほんの少しだし、ご飯なんて、昨日私が炊いた1合の残りだろ! 3人で1合しかなかったから、私はわざと夕べはおかずのゴーヤーチャンプルーしか食べなかったんだぞ!
 
 結果、昼飯抜き。まずいです。
 まず、立ち上がった瞬間によろけました。立ちくらみです。しばらく冷蔵庫に寄っかかってました。その後、幻聴、耳鳴り。ともかくGetしたお茶を飲んで頓服を飲み込む。
 再びベッドに戻る。うだりながらもうつらうつらとしてくる。
 ああ、この分だと、土曜日はまた点滴コースかな、なんぞと思う。なにせ、あと2日はこの地獄と向き合わなくてはいけないのですから。
 コンビニ? そんな高級なお店、亀の家の近所にはありません。最低でも歩いて20分はかかります。ので、こんな炎天下を歩いてゆけるはずもなく……。チャリ? そんな乗り物も亀家にはございません。車? 亀は免許を持っておりません。その前に、こんな状態で運転したら、絶対2〜3人はひき殺します。いけないです。
 まあ、その後無事眠れて、夕飯にはありつけたのですがね。
 満腹感が得られないためお代わりしたら

 「お代わりするの?」

 嫌みを言われちまったい。

 なんだか激しく落ち込んで参りましたので、今宵はここまでにいたしとうございます……はぁ……。

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