さて……

2002年9月13日
 熱が下がらない。
 熱が上がらない。
 その上腰が異常に痛くて動けない。
 上半身を起こしているだけで痛い。

 ついに腰痛に来たか、熱!
 ああ、畜生……トイレもままならないぢゃないか……。

 で、親に訴えてみる。
 と、

 「板の間に寝てごらん。昔からの民間療法」

 うちは輸入住宅である。がゆえに、家中フローリング。そのまま、親の部屋の入り口に横になる。

 10分経過……。
 体の重みが腰にかかっているのが解る。
 
 20分経過……。
 ああ、タマちゃんまた現れたのね。
 TVのニュースを聞きながら思う。

 30分経過……。
 痛いの変わらないんだけど……。それよりもフローリングが暖まってきているぜ。

 民間療法中止。めまってきた。やばい。

 いそいそと自分の部屋に戻り、堅いベッドに横になる。寒気がしてきたので布団をかぶる。

 ちくしょー。いったいいつになったら私は自分の体の自治権を取り戻すことが出来るのじゃ?

 8時15分過ぎ、会社に連絡を入れる。
 さすがに3日は気まずい。今日締め切りの仕事もある。んが、動いて熱あげてもバカみたいだし、それより何より、腰が痛い。
 出たのは係長。もう、口調はもごもご……。

 「すいません……。あのぉ、熱が下がらなくて……。今日締め切りの仕事があるのに……」

 「うん」「うん」と聞いてくれる係長。だから余計に気まずい。
 気まずくって気まずくって……自己嫌悪。一応薬は飲んでいたので精神的余裕はあった。が、気まずいものは気まずい。

 腰痛が加わったなんて絶対に言えない!!

 「とりあえず、近くの内科に行ってみますので……」

 気まずく電話を切る。
 でも、だなぁ……。この風邪、はっきり言って私の自己管理だけの問題じゃないと思うぞ。
 原因はタバコの煙。

 私の席から喫煙スペースまで、わずか数メートル。いくら集煙機があっても、煙はがんがん来るのだ。誰が何のたばこの銘柄をすっているのか解るのだ。そのくらい臭う。
 で、だ。1年前を思い出して欲しい。なぜ、うちの支店が禁煙になったのか。

 私が喉を腫らして、風邪ひいて休んだから。

 そのころの副支店長は私の元上司。私がたばこの煙にむちゃくちゃ弱いことを知っている。そのおかげで一部のスペースをのぞいて禁煙になったのだ。

 んが、一番たばこの煙が来るところに今私は座っている。さすがに2ヶ月も私の喉は保たなかったのだ。集煙機も、空気清浄機も意味がなかったということだ。
 はあ……。去痰剤様々である。こいつがなかったら呼吸困難おこしてるぜ。

 あ〜あ。無駄に有給使っちゃった……。
 火曜日からマスクして仕事でもするかな。マスク・ド・OL。あ、当然嫌みです。

 とりあえず、明日の病院のことでも考えていよう。だって、行かなきゃ安定剤が手に入らない。安定剤が手に入らなきゃ、会社どころじゃないし。それこそヒッキー。夜も眠れない。
 ま、今はくらくらしているから、いくらでも眠れるけど。

 ちなみに鬱のCM見ました。あのHPも行ったことがあります。精神科向上委員会作成ってところですかね。まあ、今じゃ自殺の上位を占めているのが「鬱」ですからね。政府も真剣にならざるを得ないでしょう。税金を一番落としてくれる世代に死なれちゃ困るってもんです。所得税を払ってもらえなくなったら、政府の財政が困窮します。
 ブラックに考えるときりがありませんね。でも、そのくらいの発想じゃないと、あのCMはあまり歓迎出来ません。
 だって、あのCM、みんなさらっと言っているけど、実際はそんなもんじゃないでしょう!? すっごく苦しいんですよ。心身共に疲弊するまで続くんですよ。(疲弊したあとは昏睡が待っていますが)
 そんなわけで「解ったような気になっている人」が増えるのは歓迎出来ません。まあ、HPは悪くないできだと思いますがね。予防にはなるでしょうし。
 ただ、ちょっと納得出来ないのです。
 一時期流行った「自称AC」みたいなのが増えなきゃ良いんですけどね。 

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