保守主義の原則……

2002年12月7日
 ……今日は病院の日。
 ……寝坊しました。

 慌てて駅に到着。電車を一本のがしてしまう。次の電車は15分後。その合間に駅前のマックに行って朝食をGet。

 食べ終わった頃に電車到着。すでに9時。
 病院の診察は9時から。月頭だから病院が混んでいる可能性は高い。

 「心理、間に合うかな……」

 ざっと頭の中で計算してみる。精神科の診察は約30分。そのあと会計が10分。薬がさらに10分。

 患者が混んでいると確実に間に合わない。

 眼科……行ってる暇もない。

 とりあえず、いろいろと考えながら病院に到着。

 「…………」

 亀、あっけにとられる。だって待合室、患者ゼロ。10時でゼロとは不可思議現象。
 とりあえず診察券を出して、椅子に座る。

 なんだか気分がよろしくない。ちょっと荒れ気味。やばい雰囲気。頭がどんどん下に向かってくる。寝逃げだ寝逃げ! ともかく寝るに限る!

 しばらくして名前を呼ばれる。診察室に入る。

 「…………」

 沈黙が続く。眠いわけじゃなく、なんだか心の中にわだかまっているモノが抜けない。

 「なんだか、自分がばからしくなって……」

 自分一人が空回りをしているような気がする。なんだかやる気とか、そうゆう類のモノが空回っちゃって、訳の分からないいらだちとそれに対して怒ることもみっともないからしたくなくて。
 自分の存在意義、どこにある?
 
 あまりの状況に先生も危機感を感じたらしく、ともかく注射して行きなさい、とのこと。
 薬のストックはあるのでいらないと伝える。もらったら全部を一気に飲んでしまいそうで、なんだか不安。それと、

 「なんだか、人を殺しそうなんです……」

 誰でも良い。通り魔。全てを壊す行為。そのくらい沈んでいた。
 で、ともかく注射打たれて、会計をすませて薬をもらう。何とか心理にセーフ。

 でも、何も話せない。何とか自分が空回りをしているようだということだけでも告げる。自分が、自分に距離を感じている。
 「仲間はずれ」「のけ者」
 そういった言葉が脳裏からこびりついて離れない。でも、それは当然の結果で、常にあることで、仕方が無くて……。

 病院を出る頃、なんだか頭が上向きになる。注射が効いてきたのだろう。勢いで家に帰る。
 昼食を取って、寝る。注射をしたあとはよく眠れるので、少しでも眠っておこうという策。
 ふと、机の上を見る。今朝飲んだ薬の包みがそのままになっている。

 「…………」

 一瞬にして鬱の原因を悟る。

 「……ルボックス、飲み忘れてるじゃん……」

 今飲んでいる薬のメイン、ルボックス君。それは見事に一つだけ袋の端に残っておりました。

 要するに、薬を飲まないとそこまで駄目人間になるわけやね>自分。
 やっぱり、人付き合い、しない方が良いかも……。

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