プチ引き3日目……

2003年5月3日
 起きるやいなや、TVのリモコンを手に取り、スイッチを入れる。格好はぐるぐるなまま。ブラウン管に背を向けたままで音声だけを聞く。
 ちなみに亀の部屋のTVのホームポジションは8。番組これで時間を計る。
 番組は「張れたらイイネッ!」8時半前。そのままつけておき、8時半の番組が始まったら他のチャンネルを聞いてみる。
 いやあ……普段は家にいない時間なもので……。で、一通り聞いて元の8に戻して、消す。
 ……清掃局さんご苦労様です。意識して聞いただけで休日返上で5台は走ってましたね。参道の向かいの竹林の向こうには、団地があります。集合住宅じゃありません、一軒家の団地。アパートもマンションもありません。団地。一軒家(ここまでこだわるには理由がある。半ば田舎ものの意地だね)。
 で、ぐるぐる。あつい。プチ引き3日目。腹が減っているような気がする。でも、これって断薬3日目。昨日のお言葉が効いたのか、思考はマイナスに向かわない。

 それよりさー、家族の絆っちゅうか、親の愛というものを疑いましたよ。部屋に引きこもって3日間、親のアプローチ何も無し。確信しました。服毒自殺を図っても、絶対に死ねるね。眠剤なら確実性アップ。ま、そんなバカなことはいたしませんが。でもちょっとよぎっちゃったことは確かです(素直に認めます)。でも、肝心の薬を飲む水がない。あるのはペットボトルの自家製のお茶。しかもこの暑い3日間を過ぎたもの。さすがに飲む勇気、無いです。
 ともかく、このままじゃ脱水症状を起こす、と思いベッドから出ることを敢行。

 どさ、ばき、がん、ごけっ……

 さすがに目眩。平衡感覚もない。丸まっていたため、背中が痛い。階段でこけそうになる。何とかして台所に到着。

 「お姉ちゃんが作ったパスタがあるよ」

 第一声、それですかい。台所に座り込んで、Getした新しいお茶を一気飲みする。そのもう一本の茶を持って 部屋に戻る。薬を飲むために。
 薬とにらみ合いごっくんこ。すると、とたんに感情が戻ってくる。あかんと思い、何か食べるべしともう一度台所におりて行く。
 あるのはパスタ。しかし……

 「それってそうゆう味付けなのかしら。薄いと思うのよね。だから今朝はマヨネーズに醤油をかけて食べたんだけど……」

 ……入っていた鍋には白いものがかなりの量こびりついております。
 
 「これ、オリーブオイル、がんがんに使ってあるけど……」
 「でも、マヨネーズと醤油を……」

 母の辞書にはさぞかし「調味料=マヨネーズ」と強調されて書かれているに違いない。

 とりあえずそれを食す。
 再び部屋に戻り、トリビアを見て、平成教育委員会の再放送を見る。そのあと見ちゃった救急医療ものルポ番組。
 いやあ、我々みたいな予備軍のためにも存在しているんだね、救急医療の人たちは。何となくありがたくなって泣いちゃったよ。泣くとぐるぐるになる亀。とーぜんTVはそのままでぐるぐる。

 いつしかねていた亀。ふと気づく。外はくらい。
 で、階下に降りる。

 「ご飯、炊いてあるから」

 よーするにあるものを適当に食え、と。

 食生活が乱れている家庭は子供がぐれる率高いのよ。食生活が貧しいと人格に影響を及ぼすんだから。

 ま、何も作れないため、インスタントの練り梅とお茶で梅茶漬け。
 3日ぶりのシャワー。
 体重計ったら、当然のごとく体重が5キロ落ちていた。リバウンドに気をつけるべし。

 という経過を経て今、この日記にたどり着いています。

 とりあえず今日を生きていることにブラボー。

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