本日病院にて、自傷願望がむくむくと起きあがってきたことを話す。それと寝る時に、「このまま……」と思ってしまうことを言ったら、

「それ僕だってそう思ってるよ」
「まだ若いんだから!」

等言われる。

 たぶんそれが序章。

 カウンセリングにて仕事の話っつーか、愚痴を言う。そうしたら、

「だだをこねているのね」

と言われる。

 瞬間ショック直撃。
 亀にとって「だだをこねる」というのは悪い意味でしかない。「そんな馬鹿なことを言って!」という突き放されたような、怒られたような意味でしかない。

「ここでも言っちゃいけないの? ここでも心の内を言ってはいけないんだ……」

 その場から逃げたくなる。でも、先生が困るんじゃないかと思って動けない。でも、逃げたい。存在しているのが苦しくなる。
 自分が呆然とした表情になっているのがわかる。固まっているのがわかる。
 でも逃げたい。部屋から出たい。二度と会話をしたくない。心を開けない。
 先生の言葉が頭に入らない。耳をかすめてゆく。
 齟齬がある。
 何とかそれだけは伝える。平静を装って。

「別に悪い意味で言ったんじゃないのよ」
 
 先生が一生懸命先生の言った意味を伝えようとする。でも、先生自身、どう言って良いのかわからないらしい。
 沈黙が続く。
 とぎれとぎれに「悪いことではない」というような意味の言葉を言う。
 でも、先生の用法と亀の用法は相容れない。
 弁解にしか聞こえない。それも、苦し紛れの弁解。

 頼む。先生、安定剤の注射が欲しい。
 ああ、もう自分はしょうがない人間なんだ。
 死にたい。
 死にたい。
 死にたい。
 助けて……くれる人なんて、いない!

 自分でなんとかしなきゃ。
 ああ、死なないようにしなきゃ。
 ヘッドフォンだ。音楽聴こう。何も考えないようにするために、できるだけボリュームあげて!
 音楽! 音楽! 音楽!

「どうやって消えよう……」

 違う! もっと明るい曲! もっとボリュームあげて!
 早く忘れよう。
 曲から言葉を拾って、歌詞を聴かなきゃ!

 えっと、
 えっと、
 えっと……

 家に帰れば、親がいる。無理矢理普通のふりができる! そこまで我慢すれば!!

 昼食、とる気力ナシ。
 バナナ一本と薬で昼食終了。
 その後、CDをリピートしながら来年の手帳づくりをする。
 のめり込んで、名詞を作る。
 
 で、なんで日記のために思い出すかなぁ……。
 まあ、この後バイブルサイズの手帳リフィルを作るから良いけど……。

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